

品質、情熱、パフォーマンス
ブライトリングは、独自のムーブメントを製造する数少ない独立系時計メーカーの一社です。その取り組みは1999年に遡ります。当時、ブライトリングはキャリバーのクロノメーター1つ1つをCOSC認定にすることを目指しました。スイス公認クロノメーター検定協会(Contrôle Officiel Suisse des Chronomètres: COSC)による指定は、時計製造の最高水準を示す証しであり、機械式ムーブメントでは日差-4~+6秒以内、クォーツ式ムーブメントでは日差±0.07秒未満の精度が保証されます。COSCの厳しい基準を満たすために、ブライトリングは最先端の時計製造施設を建設しました。
ブライトリング・クロノメトリーは2001年の開設以来、ブライトリング時計製造の専門性とイノベーションの中心であり続けています。その建設場所として、ラ・ショー・ド・フォンが選ばれたのは自然なことです。スイスの時計製造の中心地であり、ブライトリングの創業者であるレオン・ブライトリングが100年以上前に最初の本格的な工房を開いた町です。研究所と最先端の工房を兼ね備えたブライトリング・クロノメトリーでは、時計の設計、開発、そして細心の注意を払った組み立てが行われています。100分の1秒あるいは1000分の1秒単位の複雑で超精密な調整が、数十年の経験を有する熟練時計師と技術者のチームによって行われます。
自社イノベーション
2009年に、初の自社製ムーブメント、ブライトリング自社開発製造キャリバー01を発表しました。白紙の状態から生み出されたそのデザインは、ブライトリングの100年以上にわたる専門性を積み重ねたもので、どんな細部にも見落としはありませんでした。その機能、パーツ同士の相互作用、美しさ、修理しやすさまで、このキャリバーがクロノグラフムーブメントの業界基準となりました。発表後すぐに、この優れたキャリバーにはGMT機能、ワールドタイム表示、さらには時計製造において最も製作が難しいとされるスプリットセコンドなどの複雑機構が追加されました。
自社製のマニュファクチュールキャリバーは徹底的な品質管理を受けます。製造に10カ月を要し、1000回のテストが実施され、初めてCOSC認定を受けることができます。また、衝撃テスト(500 Gで約6万回)、リューズテスト(10万回以上のリューズ巻き上げ)、ローターの巻き上げ(345万6000回)、クロノグラフプッシャーテスト(約5840回のスタート・ストップ・リセット)など、自社製ムーブメントに対してブライトリング独自の16年間の加速的エージング(経時変化)に相当する過酷な試験も行われています。すべての試験に合格して初めて、ブライトリングの時計はクロノメトリーから出荷されます。




ブライトリングキャリバー
シンプルな時刻表示専用の3針ムーブメントからクロノグラフムーブメント、スプリットセコンドやフルカレンダー、トゥールビヨンなどの高度な複雑機構を備えたキャリバーまで、さまざまなムーブメントを取り揃えています。ブライトリングには、独自のスーパークォーツ™技術を搭載した非機械式のキャリバーもあります。ムーブメントの製造に関わる複雑さを少しでもおわかりいただくために触れておきますが、ブライトリング自社開発製造キャリバー01だけでも346もの部品が使われており、ブライトリング・クロノメトリーで慎重に組み立てられ、手作業で較正されているのです。
このように多くの人手を要する時計の製造には非常に手間がかかるため、一部のエントリーモデルのムーブメントと特殊なムーブメントを外注することで、私たちが求める水準の時計に対する需要に継続的に応えていくことができるのです。また、ムーブメントがブライトリングの自社製であれ、パートナーから供給されたものであれ、そのすべてがCOSC認証を取得しなければなりません。
ぜひブライトリングのキャリバーシリーズをすべてご覧ください。
マニュファクチュール
「in-house(自社製)」と同じような意味で使用されますが、ブライトリングが自社で設計した最高級ムーブメント、または優秀なコラボレーターがブライトリングのために共同設計した最高級のムーブメントを最もよくあらわしている言葉がマニュファクチュールです。ブライトリングの時計ではその両方を言い表しています。例えば、ブライトリング キャリバー 01をベースとするクロノグラフ・コンプリケーションに加えて、ラ・ジュー・ペレ社のB21トゥールビヨンクロノグラフ、コンセプト社のB25フルカレンダーなどを含んでいます。
これらのムーブメントは、16年間の加速的エージング(経時変化)に相当する厳密な試験を経て、高い品質を確保しています。こうした協力関係により、ブライトリングは品質を犠牲にすることなく、上質なタイムピースを数多く製造することができるのです。
マニュファクチュール以外
マニュファクチュール以外


研究開発
伝統的な時計製造と最新のテクノロジーが共存しているブライトリングは、長い歴史を誇りながらも同時に時代の先端を行く企業です。現代的なクロノグラフを生み出したブランドであり、常に内部から革新を起こすことで今もパイオニア精神を持ち続けています。


ご存知でしたか?
ブライトリングは自社製のマニュファクチュールキャリバー用に独自の潤滑剤を開発しました。これにより、長期にわたってキャリバーの精度や保護をさらにカスタマイズすることができます。高性能車両向けの専用エンジンオイルのようなものだとお考えください。
特許
ブライトリングのマニュファクチュールムーブメントのモジュール方式(組立、洗浄、修理がしやすい)からブライトライト®(ステンレススチールより5.8倍軽く頑丈な素材)のような革新的な素材まで、ブライトリングの研究者は時計業界をリードする進歩を担っています。ブランドは現在、キャリバーの製造と格納の分野で、25個の特許を取得しています。
工業化
ブライトリングのような規模で自社製ムーブメントを製造できる独立系時計メーカーはほとんどありません。ブライトリングは、時計への需要数を満たしながら最高品質の製品を提供するために、シームレスな組み立て手法を考案するため初心に立ち返りました。自動化された作業と高級時計製造の基本である熟練した手作業との間のワークフローを最適化するシームレスな組み立て方法を考案したのです。


ご存知でしたか?
ブライトリングのマニュファクチュールキャリバーは、完成すると、各ピースが回転寿司店のようにラインを流れていくため、「SUSHI SHOP」と呼ばれる組立ラインで製作されます。このラインの終着点では、すべてのブライトリング・マニュファクチュールキャリバーが、COSCへ送り出される前に、ロボット化されたクロノメーターステーションでCOSCレベルの試験を受けます。
認証
認証とは、定義された一連の規格に基づく品質管理と試験のプロセスです。 ブライトリングは、スイス時計工業規格(Normes de l’Industrie Horlogère Suisse:NIHS)のISO規格に準拠しており、独自の厳しい基準に従って品質を管理して、時計の精度と耐久性を確保しています。
すべての時計:
精度:COSC規格で日差-4/+6秒(NIHS 95-11)
パワーリザーブ:60時間以上(NIHS 93-20)
耐磁性:4,800 A/m(NIHS 90-10)
耐衝撃性:500 Gの衝撃4回(NIHS 91-10、NIHS 93-20)
防水性:ISO 2281準拠(NIHS 92-10)
Chronofiable:Chronofiable® A8、6カ月間の加速的エージング(経時変化)(NIHS 93-20)
ご存知でしたか?
ブライトリングは、光学カメラを使用して脱進機のヒゲゼンマイ(人間の髪の毛よりも細い部品)の品質を正確にチェックしています。
ご存知でしたか?
ブライトリングの最先端の研究所では、以下のようなハイテクツールを使用しています。
クロノグラフのスタート、ストップ、リセット機能をテストするロボット
構造を検証し、素材を分析する走査型電子顕微鏡(SEM)
クロノワークスの脱進機のような、高周波部品を撮影する高速カメラ
マニュファクチュールキャリバー:
16年間の加速的エージング(経時変化)(Chronofiable® A8要件の32倍):
リューズ
:10万回
ローター
:3,456,000回転
クロノグラフプッシャー
:5840回(スタート・ストップ・リセット機能)
ケース
:塩水噴霧腐食試験
ベゼル
:2000回
ダイヤルとストラップ
:168時間のUVテスト
耐衝撃性
:500 Gの衝撃6万回


スイス製の品質
すべてのブライトリング ウォッチにはスイス製ラベルが付いています。品質と技能を示す本マークは、ほぼスイス国内のみで製品を製造しているブランドに対して発行されるものです。ブライトリング ウォッチの設計、開発、組立、検査は、スイスで行われています。
最高の基準で製造されたブライトリングの時計はあらゆる環境下で、あらゆるミッションを果たすように設計されています。ブライトリングは、宇宙に飛び立った初のスイス製腕時計を製造し、また映画007のエージェント、ジェームス・ボンドにも選ばれています。


クリエイティブ・センター
ブライトリングの時計技術者、クリエイター、ブランドアーキテクトは、優れたデザインへの情熱を共有しています。


時計製造
ブライトリングは、クロノメトリーと世界中のサービスセンターで業界最高の時計技術者を雇用しています。この芸術はテクノロジーの力を少し借りるようになりましたが、手作業の部分は時計製造の始まりからほとんど変わっていません。才能豊かな専門家の多くは数十年の経験を積んでおり、中には何世代にもわたって時計を作りづづけてきた家系の出身者もいます。
設計
ブライトリングのデザイン&アーキテクト・スクワッドには、100年以上にわたるブランドの遺産と伝説的な名前を讃えるというミッションがあります。ブライトリングの情熱的な時計デザイナーは、歴史と感動を個性的でモダンな腕時計へ昇華させます。彼らは従来のウォッチデザインの壁を常に押し広げながら、ブライトリングコレクションのダイナミックな新しい方向性を考え出しています。一方、ブランドアーキテクトは、世界中のブライトリングの販売空間が、ブライトリングのビジョンであるカジュアルで親しみやすいラグジュアリー感を伝え、また我が家のように感じられるように配慮しています。また、ブライトリングブティックの心地よい雰囲気から、腕に着けた時計の魅力的な見え方まで、特別なブライトリング体験を作り出しています。

