ナビタイマー コスモノート Ref. 809 マーク1 - NAVITIMER/REF.809/MK1
発売日
1962
履歴情報
生産期間:1962年

「世界初の宇宙に飛んだスイス製腕時計」は、宇宙飛行士スコット・カーペンター仕様として製作されました。1962年5月18日、ブライトリングは「宇宙飛行士のために設計した」プロトタイプをカーペンターに届けました。彼はそれを装着して1962年5月24日、マーキュリー・アトラス7号のミッションに飛び立ちます。宇宙探査機オーロラ7号でのミッションで、カーペンターとコスモノートは地球を3周して地上に戻り、大西洋に無事着水しました。

ワイドベゼルのナビタイマー コスモノート Mk1の生産は1962年6月末に始まりましたが、1ロットの限定生産でした。同じ生産ロットで後発のMk3がケースを共有していたため、組み立てられたMk1の正確な数量は不明ですが、Mk1はブランドの希少なアイコンの一つです。

スコット・カーペンターの要望により、宇宙で昼と夜を区別するための24時間表示ダイヤルを備えています。また、より見やすくするため、ダイヤルの時分目盛りは取り外されました。ナビタイマー コスモノートMk1とMk2の針は特別で、蓄光ティアドロップ型チップクロノスイープ針と、ナビタイマーMk1とMk2より少し長い蓄光ワイドシリンジ型分針のセットです。ナビタイマー コスモノートMk1のベゼルは、宇宙服の手袋でも操作しやすいように他のモデルよりずっとワイドになっています。

ダイヤルは光沢のあるブラック、蓄光塗料が塗布された24時間表示のアラビア数字とインデックス、ロゴは「AOPA」とブライトリングの両方のブランド名があしらわれたアプライドのゴールドの翼や、ダイヤルに「Cosmonaute」の文字が無いバージョンなど数種のバリエーションがありました。

キャリバー:ヴィーナスキャリバー178、モディファイ;WOGコード
ケース:テーパード型ラグ、直径約40 mm
ベゼル:大粒ビーズ、直径約42.6 mm
ダイヤル:24時間表示、ブラック、モノクローム回転計算尺
針:独特の蓄光ワイドシリンジ型分針、蓄光ティアドロップ型チップクロノスイープ
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